亡き王女のためのパヴァ−ヌ/ラヴェル

[No.1] - Nov.1,2002 -

先週先生からお借りした楽譜(ラヴェルピアノ曲集 I /音楽之友社)を、楽譜ネットで購入。
画期的な楽譜で、ヴラード・ペルルミュテールという人が、ラヴェル習ったことを書き込んである。
もともとの黒い印刷の他に、青字で事細かに色んなことが書いてあってすごい。でも指番号は、音をつなげるためにけっこう難しい指使いになってるから、そのとおりには私には無理だわ。それに右手左手のところをそれぞれ反対の手でとるのが多くて驚き。
このところ忙しかったので、いい加減に練習してて、レッスン1週間前になって、CDを聴いてみたら、拍の数え間違いが何ヶ所かあった。どうもラヴェルの曲は、一緒に弾くのか次の拍なのかがわかりづらい。

最初の1ページはスタッカートを意識しすぎてペダルをかなり浅くしてたけど、普通に踏んで響かせた方がいい。メロディーは上からではなく、低いところからしっかり押さえる感じ。中と左手はなぜるようにそっと。
アウフタクトの装飾音は、普通はクレッシェンドが多いが、ラヴェルはディミネンドでおしゃれに。
終わりから3小節目のアクセントの音はおどろき。普通、アルペジオは最後の音(一番上の音)を強くするものだと思っていたら、3拍目なんと、シレミファのファつまり、8つのうち6つめの音を大きく弾く。さらに4拍目は、4つの音のうち、一番下のドがアクセントでドシラとなり、上の3つ音は弱く。ああ〜頭が混乱してしまう・・・。
その他、ペダルを見ていただいた。ラヴェルはソステヌートペダル(真ん中のペダル)も使うといいみたい。


[No.2] - Dec.20,2002 -

やっぱりフランスものは難しくて、全然それらしく弾けない。
というか、らしくなくも弾けないわけですが…^^;

ゆっくり淡々と、それでいてロマンチックに…ん〜〜〜〜
ラヴェルの言葉では
「静かに、そして速や過ぎないように。
 歌って、柔らかく、しなやかに。
 しかし十分にリズムをもって弾くこと。
 音の響きをぼかしたように。」
家で速く弾いていたので(弾けてないのに)、先生のところでゆっくり弾いたら、全然間が持たないし、間違いまくってもうメタメタ(まあ、これは、いつものことだけど)

メロディ以外の音も丁寧に弾く。すべての音は大切な響きなので。
13小節目からの中の和音はどの音も平均に押さえて全部の音を出す。そのためには指使いも正しくする必要がある。
28〜33小節と60〜65小節は、中の音を待たないで、旋律をリズムどおりに弾くように。

全然弾けてないのですが、今回はとりあえずこれで修了。
いつかちゃんと、ラヴェルらしく弾けるようになれたらいいなぁ。

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